より良い受信には

この記事は記載途中です、個人的な意見も含まれていますので参考程度にお読みください。

最近、よく広帯域受信機とプリアンプについての質問を受けます。
今回はより良い受信について記載したいと思います。(初心者向け)


最近では高性能な広帯域受信機が売られています。
特にハンディタイプが手軽で、人気が有るようです。

ハンディタイプの広帯域受信機は小型で高感度に設計されています。
その反面、受信の選択度が良くなく、昆変調等に弱いようです。
それでも最近は良くなりましたが、大きさの制約から仕方が無い事です。

また、標準で付属しているアンテナは、広帯域=ゲインが無く、マッチングが良くなく、いまひとつと感じる方が少なくは無いと思います。

これも利便性を考えれば、致し方ないのですが、やはり、よりよい受信にはアンテナの性能は重要です。

例えば、エアバンドを受信するなら、専用アンテナに交換したほうが、断然、感度よく受信できます。


受信の基本は

1.受信する周波数に同調したアンテナを使う。なるべくモノバンドか専用アンテナ。
 同調していないアンテナはアンテナとして十分機能しない。つまり感度が悪い。
 広帯域アンテナは不要な電波を拾いやすく、ノイズが多くなる。つまり感度、S/Nが低い。
 
2.アンテナは高いところに設置する。
 特にVHF、UHFの電波はアンテナから見える範囲から到達する。もちろん屋外に設置する。
 
3.アンテナケーブル(同軸ケーブル)は損失の少ないケーブルを使う。
 アンテナで拾った電波がケーブル内の損失でなくなります。
 太いケーブルは損失が少ない、ノイズを拾いにくいケーブルが良い。FB、SFA、2Wタイプ
 
4.聞こえない電波は、いくらアンプ(増幅)しても聞こえない。
 とにかく感度が高い専用アンテナを使う。出来れば八木アンテナ(ログペリも可)が最高です。
 

プリアンプの使い方

プリアンプは旧型の感度が悪い受信機、またはアンテナケーブルが長くて損失が多い時に有効です。
固定型受信機には効果が出る事が多々あります。(電波の選択性が高い為)
特にアンテナの直下にプリアンプを設置すると効果があります。

広帯域ハンディ受信機に広帯域アンテナを付けてプリアンプを直接つけるのは、悪い結果を招きます。
これは、ハンディイタイプの受信機の感度は非常に高く、アンプを付けると飽和してしまう為です。(高すぎるくらいの感度があります)


ハンディ型の受信機に直接プリアンプを付けて、更に広帯域のホイップアンテナを付けると。

広帯域アンテナ=感度が低く、ノイズが多い(利便性は良いが)
広帯域プリアンプで信号とノイズを更に増幅
広帯域ハンディ受信機=電波の選択性が悪いので更にノイズが増幅される。感度飽和が起こる。


電波の流れで説明します

1.アンテナで信号を拾う(ノイズも一緒に拾います)

2.同軸ケーブル内部で信号とノイズが減衰する。更にケーブル自体が外来ノイズを拾う。つまり、信号が減ってノイズがさらに増える。

3.受信機で信号部分を選択する。(ハンディ型は信号の選択度が良くない、固定型は選択性が良い)

4.受信音とノイズ音が出る。(固定機はノイズ音が少ない=S/Nが良い)




ここで、プリアンプを接続すると。その接続場所で効果が変わります。

2と3の間にプリアンプを入れるとノイズ成分が多くなる。S/Nは良くならない。
1と2の間にプリアンプを入れると信号成分が多くなる。S/Nが良くなる。

ただし、受信アンテナに広帯域アンテナを使用すると、必要な信号と、不要な信号とノイズがもプリアンプに入ってしまい、 逆に受信が悪化する事があります。
また、近くに強いノイズがあると、同じように受信が悪化します。
これを防ぐには、フィルターを挿入して、必要な信号以外は遮断する必要があります。


このページを読んで頂き、少しでもより良い受信の参考にして頂ければと思います。

近いうちに、もう少し充実したいと思います。

まだ、このページは記載途中です。個人的な意見も含まれていますので、参考程度に読んで頂ければ幸いです。

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2011.11.修正