430MHz直下型プリアンプの製作

今回は最高級の430MHz帯のプリアンプを製作しました。

屋外で使用することを考えて、プリアンプは直下型としました。
通過パワーもEMEでも使用できるように、300W以上の耐入力を考えています。

心臓部になるLNAは世界最高峰と言われる KUHNE electronic 製を使用しました。

内部配線はパワー通過の所は、10D-SFAで最短配線しています。
電源部も入力とアイソレーションさせています。
さらに、バリスターも装着して、誘導雷対策も考えています。

この直下プリアンプはキャリアコントロール機能は有りません。
そのため、別にコントローラーが必要ですが、アンテン等で販売されていたプリアンプコントローラーがそのまま使用できますので、取扱は簡単で、確実です。

4 3 0 M H z 直下型プリアンプ 外観

GAIN:22dB
NF:0.37dB
S11:-10dB以上

インピーダンスマッチングも良く、NFも低いすばらしい出来でした。

以前、有名な国産プリアンプを何度か測定したことがありましたが、どれも表記の性能が出ていませんでした。
また入力のマッチングがほとんどのメーカーで良くなく、SWRが無限に近い製品も有りました。
NFにおいては 0.**dB と記載が有りますが、悪い物ですと3dB以上もある製品がありました。

今回は測定値も記載通りで、安心して使えます。

4 3 0 M H z 直下型プリアンプ 内部
2010.03.22